松田綜合法律事務所への入所を決めた理由
私は、司法試験合格後に当事務所に入所し、その後一度退所した上で、再度当事務所に復帰したという経歴をたどっています。
最初の就職活動の際は、幅広い分野に興味があり、企業法務から個人の案件まで偏りなく業務ができる事務所を志望していました。また、色んな人の働き方や知見から学びたいという考えから、中規模以上の事務所を志望していました。そして、ホームページ等で情報を収集し、これらの条件に合っていた当事務所に応募しました。実際に入所してみて、本当に幅広い法分野、業界、依頼者の案件があり、イメージどおりだったと思います。
その後約4年半、当事務所で働く中で、ビジネスの世界を自分の目で実際に見て経験をしたいと思うようになり、またアパレル業界に興味があったことから、株式会社ファーストリテイリングにインハウスとして転職し、そこで約3年4か月勤務しました。
さらにその後、今後の自分のキャリアや適性等を考える中で、紛争案件をしっかり担当できる環境のある法律事務所に戻ることを考えるようになりました。そして、法律事務所に戻るならば松田綜合が良いと思いました。それは、信頼できる上司や優秀な後輩など人間関係に恵まれた環境であること、訴訟はもちろんそれ以外も幅広い業務があり、やりたいことがあればやれる等自由度が高いこと、事務所全体として新しいことに挑戦し絶えず現状を改善していこうとする風土があること等を以前の経験から知っていたからです。そして、大変ありがたいことに、事務所側からも戻っておいでとお声がけをいただいたこともあり、当事務所に復帰しました。
これまでの担当業務の内容
最初に入所してから退所するまでは、顧問対応(リサーチ、契約書レビュー、株主総会対応等)、紛争(訴訟、調停、保全、強制執行等)、デューデリジェンス、社内調査、刑事事件等を幅広く担当しました。依頼者は大企業~中小企業、個人まで様々で、業種も本当に多種多様なので、必然的に法分野も多岐にわたり、案件ごとに都度勉強しながら進めていました。部分出向という形で、週に2回3時間程度、メーカー企業に身を置いて、契約書のレビューや社内研修を行うという経験もしました。
インハウス勤務後に当事務所に復帰してからは、「紛争をやりたい!」という理由で戻ってきたということもあり、訴訟や調停などの紛争案件が担当業務の大部分を占めています。また、前職がグローバル企業で英文契約書のレビューを多数行ったことや、英語が好きということもあり、渉外チームの案件を担当することもあります。それ以外にも、友人からの紹介等で相続をはじめとする家族法に関する案件もいくつか取り扱っています。
当事務所では、幅広い案件を経験できると同時に、やりたい案件・興味のある案件がある場合、手を挙げれば優先的にアサインしてもらえるので、挑戦したいものや伸ばしたいものがあればそのチャンスをつかむことができる環境にあると思います。
指導・教育体制について
新人の頃は、アサインされた案件について、まず自分で起案をし、それをパートナーに全て見てもらっていました。依頼者対応については、お打ち合わせにパートナー等と一緒に出席したり電話のやり取りを聞いたりして学んで慣れていくというOJTスタイルが基本かと思います。年次が上がるにつれ、起案や依頼者対応については任されることが徐々に増えていきます。
担当する案件については、新人の頃は比較的簡単なものからアサインされることが多いかと思います。一緒に仕事をするメンバーは固定ではなく、色んな人と一緒に仕事をすることができます。
何か疑問や不安な点がある場合には質問をしやすい雰囲気があると思います。まず自分で色々調べてみることはもちろん重要なのですが、一人で悩みすぎて立ち止まってしまうくらいなら聞いた方が早いと考えている方々が多く、質問をすれば親身に話を聞いて一緒に考えてくれたり、アドバイスをもらえます。
法律や判例に関する勉強会、実際の当事務所の案件をベースにした勉強会などもあり、自由に参加することができます。
また、企業に部分出向やフル出向する機会もあるので、会社というものがどういうものかを見てみたい方は経験することができます。
松田綜合法律事務所の職場の雰囲気
当事務所の最も良い点の一つだと思うのが、人間関係です。フラットで若手も意見が言いやすい雰囲気ですし、人間関係でストレスを感じることは少なくとも私の場合はありません。
皆さん集中するときはとても集中して黙々と仕事をしていますが、談笑したり一緒にご飯を食べに外に出たりすることもあります。
バーベキューやクリスマス会などの行事もあり、士業だけでなく事務局や家族同士での交流の機会もあります(もちろん自由参加です)。
ワークライフバランスについて
業務時間は自由です。朝型の人は早めに来て早く帰ったり、夜型の人は遅めに仕事を開始してその分遅めに帰るなど柔軟に仕事をしています。在宅で仕事をするかどうかも完全に自由なので、ほぼオフィスに来ない人もいれば、半日だけ出てくるという人もいます。
私の場合は、書面の提出の締切が近いと遅くまで働くこともありますが、例えば18時台以降は働かないという日もあります。事前に予定を組めば友達と夜ご飯を食べに出かけることもできます。土日は全く仕事をしないことも多いです。夏休みもあり、旅行に行くなどして適宜リフレッシュしています。在宅は半分くらいで、オフィスで打ち合わせがあるときや確認資料がある場合は出ますし、家にこもって起案に集中することもあり、基本的には効率を考えて選んでいます。在宅で執務できる環境はそろっているので、どちらでもあまり不便は感じません。
今後どのように成長してきたいか
今までの事務所やインハウスでの経験を生かして、さらに自分の強みを伸ばしたり、新しいことに挑戦したいと考えています。また、依頼者の心に寄り添うことを忘れず、難しい案件であっても先頭に立って最善の対応ができるよう、日々勉強して成長したいと考えています。