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2015/05/26
弊所主催のインドセミナー「インド進出・M&Aの実務と日本企業が直面するインドの法律問題」を開催しました。
松田綜合法律事務所では、平成27年5月21日に「インド進出・M&Aの実務と日本企業が直面するインドの法律問題」を開催いたしました。
第一部は「モディ政権の1年」と題して、インド経済を長年研究されている佐藤隆広神戸大学教授をお招きし、モディ首相就任後1 年間の経済政策と実体経済について、具体的なデータに基づいて解説していただきました。
第二部は「インド進出手続の基礎と進出後に日本企業が直面する法律問題」と題して、久保達弘弁護士が、現地での実体験と2013年会社法や直近の立法状況を踏まえながら、設立手続・コーポレートガバナンス・労務・土地問題等について実務的な解説を行いました。
第三部は「インドM&A・合弁の実務」と題して、水谷嘉伸弁護士が、インドM&A の方法を概説したうえで、実務上日本企業がインドM&A を実施する中で直面するインド特有の法規制について事例を用いながら詳細に解説し、インドの合弁契約の実務上の留意点についても説明しました。最後にインドのM&A・合弁において実際に発生している紛争事例を取り上げ、問題の所在を解説するとともに、今後の展開についてコメントしました。
本セミナーではインドにご関心のある約30名の企業関係者の方々が参加し、セミナー後のティータイムでも多くの方々が佐藤教授や講師らと交流し、盛況のうちに終了しました。
■ セミナープログラム
第1.ご挨拶
第2. 講演
<第一部>
テーマ「モディ政権の1年」
(ゲスト講師:佐藤隆広 教授)
<第二部>
テーマ「インド進出手続の基礎と進出後に日本企業が直面する法律問題」(講師:久保達弘 弁護士)
I. インド進出の実務
II. 進出後に現地法人が直面する法律問題
<第三部>
テーマ「インドM&A・合弁の実務」
(講師:水谷嘉伸 弁護士)
I. インドM&Aの実務
II. インド企業との合弁契約における日本企業の留意点
III. 直近の実例検討
第3.Q&A
第4.ティータイム(名刺交換会)